今回は商品タグによる商品リストの表示を可能にするWooCommerceプラグイン『WooCommerce Display Products by Tags』を紹介します。
目次
WordPress公式プラグインページはこちら → https://wordpress.org/plugins/woocommerce-display-products-by-tags/
以前の記事「【WooCommerce設定ガイド】 ショートコードで商品リストを表示しよう」で、WooCommerceが元から持っている機能として、商品リストを表示するショートコードについて解説しました。その中に商品カテゴリーや属性を指定して商品リストを表示するものは有りましたが、商品タグを指定して商品リストを表示できるものはありませんでした。
『WooCommerce Display Products by Tags』は商品タグで指定した商品リストを表示するショートコードを使えるようにするプラグインです。
商品カテゴリーで商品リストを表示するショートコード
[product_category category="category-name"]
の商品タグ版ですね。
インストール方法
WordPressの管理画面から、「プラグイン」>「新規追加」>”WooCommerce Display Products by Tags”で検索するとこのプラグインがが表示されますので、「今すぐインストール」を押します。
インストール完了後、有効化します。特に設定などはありません。
使い方はとても簡単です。
ショートコード
[product_tag tags="tag1,tag2"]
WooCommerce標準のショートコードとほぼ同じです。タグのスラッグをカンマ区切りで入れるだけです。
[表示例]
WooCommerce標準のショートコードによるリスト表示と同じように出力されます。
パラメータ
使用可能なパラメータは基本的にWooCommerce標準のショートコードと同じです。
※使用例の値はすべてデフォルト値です。パラメータを指定しない場合はこの値が使用されます。
パラメータ | 説明 |
---|---|
per_page | 商品の表示数を指定します。使用例:per_page=”12″
※per_pageという名称ですが、これは単に表示数を指定することのみに使用されます。 |
columns | 1行あたりの表示数を指定します。使用例:columns=”4″ |
orderby | 商品リストのソートキーを指定します。使用例:orderby=”title”
[orderbyに使用できる値] |
order | ソート方法(昇順/降順)を指定します。使用例:order=”asc”
[orderに使用できる値] |
tags | 商品タグをスラッグで指定します。使用例:tag=”” |
operator | タグの条件です。使用例:operator=”IN”
[operatorに使用できる値] |
フック(PHPレベルでのカスタマイズ)
※中級者~上級者向けです。通常は使用する必要はありません。
このプラグインにはフックが用意されています。使用しているテーマのfunctions.phpに下記コードと”your_function_name”に自作の関数を記述して利用してください。
add_action( 'ss_wc_shortcode_before_product_tag_loop', 'your_function_name' );
商品リストを取得するループの前に実行する処理を追加することが可能です。
add_action( 'ss_wc_shortcode_after_product_tag_loop', 'your_function_name' );
商品リストを取得するループの後に実行する処理を追加することが可能です。
どんなケースで使用するか
商品タグは商品カテゴリーを横断的に付けることが可能なので、かなり自由度の高いリスト表示が可能になります。ショップのTOPページや特設ページなどに任意の商品リストを表示する際にこのプラグインのショートコードが役に立ちます。
具体例
- 数量限定
- 即納可
- etc…
あまり多く思い付きませんが、商品カテゴリーによるリスト表示では難しい場合に商品タグとこのプラグインを使用すると良いでしょう。