この記事ではWooCommerce(ウーコマース)を利用してネットショップを立ち上げるまでの手順を7つのステップに分けて解説しています。
各ステップの詳細な内容についてはそれぞれのリンク先の記事で解説していますので、本記事はWooCommerceによるショップ構築の全体の流れと最低限必要な検討事項を把握するための目次としてご利用ください。
WooCommerceって何?という方は先にこちらの記事をお読みください。
STEP 1
WordPressサイトを用意する
WooCommerceはWordPressにショップ機能を追加するプラグインです。
まずはWooCommerceでショップを作るためのWordPressサイトを用意しましょう。
サイトを構築するためのサーバーを用意し、WordPressのインストールを行います。
ホスティングサーバーを用意
WooCommerceでECサイトを構築・運営するのに適したサーバーを用意しましょう。
当方が数年に渡りWooCommerce専門のフリーランスとしてクライアントワークしてきた経験を基に、WooCommerceに最適なサーバーについて紹介します。月商数千万円~1億円規模を目指す企業向けと、月商数十万円~数百万円を目指す小規模組織・個人向けのサーバーについて、実例を交えて具体的に解説しています。是非サーバー選びの参考にしてください。
WordPressのインストール
自動インストール
手動インストール
手動でのWordPressのインストール手順はこちらの記事が参考になります。
STEP 2
サイトのSSL化
ネットショップではお客様が注文する際に個人情報を扱います。
情報漏洩の防止と、お客様が安心して購入できるように必ずサイトをSSL化しましょう。
クレジットカード決済を利用する場合にもSSL化は必須です。
SSL化(HTTPS)対応
新規にショップサイトを立ち上げる場合は、サイト構築の最初にSSL化をすることをお勧めします。ある程度サイトを作ってからSSL化しようとすると、各種設定変更の手間が増える場合があります。
近年はどのレンタルサーバーでも無料でSSL化できるようになりましたので、各サーバーの手順に従ってSSL化対応を行ってください。
レンタルサーバーによってはSSL化対応(独自ドメイン設定含む)を代行してくれるオプションが有ることもありますので、利用しているサーバーのサービス内容・サポート内容を確認してみると良いでしょう。
STEP 3
WordPressにテーマを適用する
サイト(ショップ)のデザインとなるWordpressテーマを決めます。
WooCommerceに対応したテーマは無料・有料ともにたくさんあります。
ショップの商材やターゲットに合ったものを探しましょう。
WooCommerce対応WordPressテーマの探し方・インストール方法
以下の内容については現在記事を準備中です。しばらくお待ちください。
- WooCommerce対応WordPressテーマ選びのポイント
- ThemeForestでのテーマの探し方(サイトの見方)
- ThemeForestでの購入方法(クレジットカード決済・PayPal決済)
STEP 4
WooCommerceの導入と各種設定
WordPressサイトにテーマの適用までできたら、WooCommerceを導入します。
また、配送方法や決済方法などの各種設定を行います。
WooCommerceのインストール
WooCommerce For Japanのインストールについても併せて解説しています。
WooCommerceの各種設定
WooCommerceの設定画面からショップ機能に関する設定を行います。
※WooCommerce For Japanをインストールしている前提での説明です。WooCommerce For Japanをインストールしていない場合、表記言語及び一部項目が異なる場合があります。
STEP 5
WooCommerceの導入と各種設定
WooCommerceの設定が完了したら、次は商品登録です。
ネットショップにとって最も重要な要素の一つなので、
商品写真や情報の登録をしっかりと行いましょう。
商品カテゴリー・商品タグの登録
個別の商品を登録する前に、商品カテゴリーと商品タグの登録を行います。商品マスターもしくはそれに関連する商品カテゴリー(分類)のマスターをお持ちの場合はその商品分類を元に登録を行いましょう。
商品の登録
商品カテゴリー・商品タグの登録ができたら、次は個別に商品情報を登録していきます。
STEP 6
ショップデザイン・商品表示
商品の登録までできたら、次はいよいよショップのデザインです。
ここでは主にWooCommerceでの商品表示方法とトップページの作り方について説明します。
商品リストを表示する方法
WooCommerceはショートコードまたはウィジェットを使用して商品リストを表示することができます。基本的にショートコードは固定ページや投稿の本文で使用し、ウィジェットはサイドバーで使用します。それぞれの使用方法を解説します。
ショップのトップページの作り方
ショップのトッページをしっかりと作りましょう。商品リストの表示には前述のショートコードとウィジェットを使用します。HTML・CSSが分からない方でもしっかりとページを作りこむことができる方法を解説します。
STEP 7
ショップとして最低限必要なページの作成
WooCommerceの設定とは基本的に関係ありませんが、ネットショップを公開する上で
法的又はユーザビリティー面で慣例的に掲載すべきページがいくつかあります。
ショップ公開前の最終準備としてここで紹介するページを用意しましょう。
お問い合わせフォームの設置
お客様の問い合わせ手段として、お問い合わせフォームを設置しましょう。フォームの設置には「Contact Form 7」をおすすめします。管理画面の「プラグイン」からインストールを行ってください。Contact Form 7はWordPressのフォームプラグインとしてはかなりメジャーなので調べれば設置・設定方法に関する情報はたくさん出てくると思います。ここでは公式サイトのリンクのみ紹介します。
法的・慣例的に必要なページ
ネットショップを公開する上で最低限必要なページについて解説します。特に「特定商取引法に基づく表示」は法的に必須なので必ず掲載しなければなりません。その他のページは、お客さまに対して最低限明示されるべきものについて解説しています。
ここまでのステップを実際に実行し、ショップを構築された方はお疲れ様でした。
WordPressで既に何かのサイトを構築した経験のある方にとっては意外と簡単だったのではないでしょうか?
これでいよいよショップを公開できます!
Ex. ショップ公開後にやるべきこと
ショップの構築はここまでで一旦終わりですが、まだショップに最低限必要なものを揃えただけの状態です。
これから集客、注文・顧客対応、そしてさらなるショップの改善、とやるべきことはたくさんあります。
以下に、ショップ公開後に取り組むべき検討事項を挙げていますので参考にしてください。
(いくつかはショップ公開前にやっても良いのですが、ショップ構築には直接的には関係ないので、
ここに載せることにしました。) ※これらについての解説も今後記事にしていく予定です。
セキュリティ対策
データバックアップ
アクセス解析の導入
支払い方法の拡充
おすすめプラグインの紹介記事を公開しました!
この記事で説明してきた内容は「WooCommerceの標準機能を利用してショップを公開できる最低限の状態まで構築すること」です。しかしながらショップを運営していくには、上記で挙げたような様々なことに取り組む必要があります。
それらを実施するにあたり、便利なプラグインがたくさんあります。こちらの記事では、私が現在運営に携わっている月商1000万円超えのWooCommerceショップで実際に使用しているプラグインも紹介しています。是非、ショップ立ち上げ後の取り組みの参考にしてください。