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WooCommerceショップでよく使うおすすめプラグイン15個

今回は、私(当サイト管理人)がWooCommerce(ウーコマース)ショップで実際によく使うプラグインを紹介したいと思います。ここで紹介するプラグインは、私が現在運営に携わっている月商1000万円以上のWooCommerceショップで実際に使用しているものも含まれます。(紹介しているプラグインの半分以上はそのショップで使用しています。)

プラグインによっては、うまく活かすことで売上や利益を大きく伸ばすことができます。(特に決済関連のプラグイン)この記事を参考に、自分のショップに取り入れられそうなプラグインは是非試してみると良いと思います。

この記事で紹介するプラグインの多くは無料ですが、中には有料のものもあります。有料プラグインについてはプラグイン名の後に”(有料)”と記載しています。それ以外はすべて無料プラグインです。

 

※「WooCommerce For Japan」については、国内向けショップではほぼ確実に利用するのでこの記事では取り上げていません。「WooCommerce For Japan」はこちらの記事で解説しています → 『【WooCommerce設定ガイド】 インストールと簡易初期設定』

 

決済関連プラグイン

WooCommerce Stripe Payment Gateway

WooCommerce Stripe Payment Gateway

https://ja.wordpress.org/plugins/woocommerce-gateway-stripe/

クレジットカード決済stripeを簡単にWooCommerceに導入することができるプラグインです。stripeのアカウントを持っていれば、プラグインのインストール、設定、テスト決済、本稼働開始までを1時間も掛からずに完了できます。

stripeという決済サービスそのものが非常に優秀であることも、このプラグインをおすすめする理由です。stripeの特徴を以下に挙げます。

  • 決済手数料は決済成立ごとに3.6%
  • 初期費用・月額費用は一切無し(つまり発生する費用は決済手数料のみ)
  • 口座への振込は週に1度のスピード入金(つまり、決済完了から入金までの期間は最長でも1週間)
  • 一切プログラミングすることなく誰でも簡単にWooCommerceショップに組み込むことができる(プラグインをインストールしてアカウント情報を設定するだけ)
  • 決済テストが簡単にできる(管理画面でテストモードをonにして、実際にショップ上でテスト注文するだけ。テスト用のカード番号も予め用意されている。stripeのアカウント画面で注文数や金額も確認できる。)
  • 決済時に外部サイトへ移動することなくショップ内で処理が完了する(お客様に無用な不安を抱かせない。離脱率を下げる効果が期待できる)

これらの特徴から次のようなことが言えます。

費用面でのリスクが無い

導入コストも維持コストも掛からず、手数料発生は決済成立ごとなので、新規ショップを立ち上げる際のリスクがありません。ショップで売上が上がらない場合は手数料は0となります。(多くの決済代行サービスは導入費用、月額費用、更にはショップへの組み込みの為の開発費用が掛かり、ショップの売上の有無に関わらず費用が発生します。)

すぐに利用できる、導入の手間が掛からない

プラグインのインストール・設定だけでプログラミング無しですぐに利用できるのでショップの構築期間を大幅に短縮することができます。(従来のクレジットカード決済代行サービスはショップへの組み込みに費用と時間が掛かり、大きな負担になっていました。)

キャッシュフローが良い【重要】

入金サイクルは週に1度なので、注文から最長約1週間で代金を回収することができます。少ない資金でショップ運営をする場合にはキャッシュフローは非常に重要ですので、その点でもstripeは優秀なサービスと言えます。(従来のクレジットカード決済代行サービスの場合、月末締め翌月末払いという入金サイクルが珍しくありません。この場合、注文から代金回収まで最長で約2ヶ月にもなるのでキャッシュフローは非常に悪いです。商品は売れているのに手元にキャッシュが無く、次の仕入れができなかったり、必要な支払いに困ってしまうという事態になり兼ねません。)

支払い時の離脱を防ぐ効果(CVR向上)が期待できる【重要】

プラグインを利用してstripeをWooCommerceショップに組み込む場合、支払い手続きはショップ内で完了します。従来のクレジットカード決済代行サービスでは、支払い時にそのサービスの専用ページに移動して情報入力をさせるタイプのものが多くあります。多くのお客様は支払手続き中に別のサイトへ移動するのは大きな不安を感じます。

また、そのようなサービスは個人情報の入力とアカウント作成するように求めてくるものもあり、お客様にとっては印象の良いものではありません。(ショップの支払ページで氏名・住所・連絡先等を入力したのに、移動した先のページでもう一度同じような個人情報の入力を要求されるということです。)

stripeの場合はショップの支払ページで氏名・住所・連絡先に加えて、同じページ内でカード番号・有効期限・CVC(カード確認番号:カードの裏面に記載されている3桁もしくは4桁の数字)の3つを追加入力するだけです。支払手続きのステップも少なく、サイト移動による不安もありませんので、他のサービスに比べてお客様が支払い時に離脱する可能性が低くなることが期待できます。この点がWooCommerce標準搭載のPayPal standardとの最も大きな違いで、私がstripeを採用する理由です。

決済手数料3.6%は高いか?

従来の決済サービスの中には、決済手数料がstripeの3.6%より低いものもあります。しかしながらそういったサービスの多くは初期費用や組み込み開発費用、月額費用が掛かるので相当な決済額にならないとその差を埋めるまでには至りません。

また、stripeは決済額が増えると手数料率を下げるボリュームディスカウントがあります。この記事の冒頭で触れた月商1000万円以上のショップでもstripeを利用しており、交渉の結果実際に手数料率を下げてもらっています。決済額が大きくなればさらなる交渉も可能になると思われます。(stripe公式サイトには、毎月の取引総額が ¥5,000,000 以上の場合はカスタマイズ手数料が提供されるという記載があります。)

ショップ立ち上げ時のリスク・手間が無いこと、キャッシュフローが良いことも含めて考えると、3.6%という手数料率は決して高くはないと思います。

 

ほとんどstripeのサービスそのものの話になってしまいましたが、これらのことは実際にWooCommerceでショップ構築・運営していて強く実感していることです。個人的な意見ではありますが、従来のクレジットカード決済代行サービスはstripeとは比較対象にすらならないレベルだと感じています。

クレジットカード決済サービスについては、少なくともショップ立ち上げ時にはstripeを使っておけば間違いないと断言できます。

唯一、stripeに対抗できそうなomiseというサービスがありますが、こちらは利用したことがないので、現時点では比較・解説はできません。いつかstripeとomiseの比較記事も書きたいと思います。

 

 

WooCommerce Amazon Payments Advanced Gateway(Pay with Amazon)

WooCommerce Amazon Payments Advanced Gateway

https://woocommerce.com/products/pay-with-amazon/

WooCommerceでAmazonペイメントを利用できるようにするプラグインです。(※サービス利用開始前にAmazonに申請して審査を受ける必要があります。)

つい最近プラグインが日本語対応し、日本のWooCommerceショップでも利用可能になったので、早速導入しました。(配布元サイトにはアメリカ、イギリス、ドイツだけで使えると書いてありますが、もう日本でも使えます。)

 

まだ様子見の段階なのではっきりと良い/悪いを言うことはできませんが、お客様・ショップ双方のメリットについて書いてみたいと思います。

お客様にとってのメリット

決済がとっても簡単

Amazonアカウントでログインすれば住所やカード情報の入力不要で非常に簡単にスピーディに決済を完了することができます。

Amazonブランドの安心感

「初めて利用するショップでクレジットカード情報を入力するのは不安...あれ?Amazonアカウントで支払いできるの?それなら大丈夫そう!」といった感じで安心して買いやすくなります。(安心できるかどうかは人によって違いますが、このような傾向があります。)

導入するショップにとってのメリット

キャッシュフローが良い

Amazonペイメントの実際の決済方法はクレジットカード決済(Amazonアカウントに登録済みのクレジットカードによる決済)で、入金サイクルも早く(最長で3週間前後)、キャッシュフローが良いです。

また、ショップで利用可能な決済方法の内、Amazonペイメントの使用割合が高まることで代引きなどの後払い方式の決済方法の割合が下がり、ショップ全体としてのキャッシュフローの良い(商品代金の入金が早い)決済方法の使用割合が高まります。

実際、Amazonペイメントを前述の月商1000万以上のショップに導入してすぐに最も使用割合のの高い決済方法になりました。(Amazonペイメントが全体の4割程度を占めるようになりました。)

CVR上昇(?)

これは導入したばかりなのでまだはっきりとは言えません。Amazonブランドの安心感でお客様がより購入しやすくなるのではないかと期待しているところです。やはりショップとしては売上・利益面でメリットがないと導入する意味がありませんからね。

※この部分については、ある程度結果がはっきりと出たら、ここに追記したいと思います。

 

 

zipaddr-jp

zipaddr-jp

https://ja.wordpress.org/plugins/zipaddr-jp/

支払いページで郵便番号を入力すると、都道府県・市区町村・住所詳細(一部)が自動的に補完入力されるようになるプラグインです。お客様が商品を購入する上で最後のハードルとなる支払いフォームをより入力しやすくすることで、離脱を防ぎ、CVR(購入率)を向上させることができます。

尚、WooCommerceは標準では「都道府県」の項目が「郵便番号」の項目より先に表示される仕様なので、そのままですとこのプラグインの恩恵を一部しか受けられません。(自動保管される項目の一部を先に自分で入力してしまう為。)WooCommerceのHookを利用して支払いフォームの項目の順番を入れ替えることでこのプラグインを最大限に活かすことができるようになります。

このカスタマイズについては別の記事として公開する予定です。

 

 

WooCommerce Direct Checkout

WooCommerce Direct Checkout

https://ja.wordpress.org/plugins/woocommerce-direct-checkout/

「カートに入れる」ボタンを押したときにカートページをスキップしていきなり支払いページに飛ぶようになる(リダイレクトされる)プラグインです。このプラグインは使用するのに適するショップ・商材は限られますが、うまく活かすことで大きくCVR(購入率)を向上させることができます。

購入プロセスの変化

このプラグインをインストールすることでショップでの購入プロセスが以下のように変わります。

【通常の流れ】

「カートに入れるボタン」を押す
(商品詳細ページ、商品一覧ページ等)

カートページ

支払いページ

【WooCommerce Direct Checkout】

「カートに入れるボタン」を押す
(商品詳細ページ、商品一覧ページ等)

支払いページ
(カートページを経由しない)

※通常の流れとして「カートに入れる」ボタン押下時にカートページに遷移する前提で書いていますが、WooCommerceの設定で「カートに入れる」ボタンを押してもカートページに移動しないようにすることも可能です。

このプラグインの効果

このプラグインによる購入プロセスの変化で、商品の購入意思が高まっているお客様をそのまま支払いページへ誘導し、他の商品と迷ったりする可能性を排除し、注文完了までスムーズに進めます。一言で言えば、カゴ落ち率(カートに商品を入れたままショップから離脱する人の割合)を下げる効果です。

このプラグインも本記事の冒頭で触れた月商1000万円以上のショップで使用しており、CVR(購入率)が導入前と比べて約30%~40%上昇しました。販売価格を下げたり、広告費を増やすことなく、プラグインを導入するだけで売上を大幅に伸ばすことができました。

【利用条件】このプラグインに適するショップ・商材

非常に効果の高いプラグインですが、このプラグインは使用に適するショップや商材は限られます。以下の点を満たすショップ・商材が望ましいです。(導入効果が期待できます。)

  • 商品の単価が高い(目安:3万円以上 ※基本的に高ければ高い程良いです)
  • ほとんどのお客様が商品を1点しか購入しない

上記2点は同じとも言えるのですが、「価格が高いのでどの商品をいくつ買うかではなく、そもそも1点を買うかどうかをお客様は悩む」ようなショップ・商材が適しています。つまり、比較的価格の高い嗜好品類やブランド物などです。このような商材の場合は、ある商品を買うと決めてカートに入れたら他の商品を購入する可能性は非常に低いので、カートページをスキップすることでカゴ落ちを防げる可能性を高めることができます。

女性向け商品は注意

(すべての女性に当てはまるわけではないと思いますが)女性の場合、「気になった商品はとりあえずカートに入れて、後で本当に買うかどうかチェックする」という買い方・選び方をする人もいるという話を聞いたことがあります。このプラグインを使用すると「カートに入れる」ボタンを押すと支払いページに飛んでしまうので、このような買い方をしたいお客様にとっては意図しない挙動になり、不便です。上記の2点の条件に当てはまっても、女性向けアパレルブランドなどの商材はこのプラグインを使用しない方が良いと思います。

うまく活用する方法

「カートに入れる」ボタンの表記を「購入する」等の文言に変更する

「カートに入れる」という表記なのにカートページに移動しないのは、お客様の意図した挙動と異なるので文言を変更しましょう。また、そうすることで購入意思の強いお客様にとっては「カートに入れる」よりもクリックしやすくなる傾向があります。(WEBマーケティングの分野では、「自分(この場合はお客様)の思考を直接的に言葉にしてアクションを促されると反応率が上がる」と言われています。英語圏のネットショップでは、カートページをスキップする場合は「Buy Now」(今すぐ買う)という表記のボタンが実際によく使われています。)

LP(ランディングページ)を作る

高い商品は一般的な商品ページ(数枚の商品画像とサイズ・色などのスペックに関する商品説明がメインのシンプルなページ)では売れにくいです。十分に商品の魅力やそのショップでの購入メリットをお客様に伝えられるように作り込んだページを作成し、お客様の購入意思を高めましょう。そして購入意思が高まっったお客様に「購入する」ボタンを押してもらい、スムーズに(他の商品と迷ったりすることなく)注文完了まで進んでもらいましょう。

LPは高単価商材と相性が良いですし、ABテストしてパフォーマンスを高めやすいので、このプラグインと併用することを強くおすすめします。

 

 

WooCommerce Extended Coupon Features

WooCommerce Extended Coupon Features

https://ja.wordpress.org/plugins/woocommerce-auto-added-coupons/

WooCommerceに標準で用意されているクーポン機能を更に便利に使えるように機能を拡張してくれるプラグインです。

自動適用とキャンペーンを組み合わせて効果を高める

このプラグインの最大の特徴はクーポンの自動適用です。お客様にとって面倒なクーポンコードの入力をしなくても、クーポンの適用条件を満たせば自動的に適用されるようになります。(自動適用させるかどうかはクーポンごとに任意に制御できます。)

セールやキャンペーンと組み合わせて使うことで、CVR(購入率)や客単価の向上を狙うことができます。例えば「10,000円以上購入で送料無料キャンペーン」や「商品5点以上お買上げで総額から1000円引き」のようなキャンペーンを実施する際にこのプラグインを使えば、条件を満たしたお客様は自動的に割引等が受けられるようになります。

ショップ運営していると実際によくあることですが、クーポンコードをお客様に入力させるようにしている場合、「クーポンを使用したのに反映されない」「クーポンの使い方がわからない」といったお問合わせが意外と多く来ます。お客様にとってもショップスタッフにとってもこのようなやり取りをすることは好ましいことではありません。(クーポンがスムーズに適用されれば、本来必要のないやり取りなので。)

クーポンが自動適用されれば、お客様は支払いページにて割引の適用の為に手間取ることなくスムーズにお買い物することができます。このプラグインを利用して、セールやキャンペーンで「安く買えてラッキー♪」と喜んでいるお客様がそのまますんなり購入完了できるようになると、きっとCVR(購入率)や客単価が向上するでしょう。(実際に私はキャンペーンと組み合わせる使い方をよくします。)

 

このプラグインについてはこちらの記事で使い方について詳しく解説しています → 「WooCommerceのクーポン機能を拡張するプラグイン『WooCommerce Extended Coupon Features』」

 

 

商品関連プラグイン

Perfect WooCommerce Brands

Perfect WooCommerce Brands

https://ja.wordpress.org/plugins/perfect-woocommerce-brands/

商品をブランド毎に表示できるプラグインです。アパレル系商材や家電系商材などブランド・メーカー毎に商品を分類して表示したい商材を扱うショップにおすすめです。

商品カテゴリーや属性とは別でブランドを管理できる

このプラグインをインストールすると、「brand」というカスタムタクソノミー(投稿タイプ「商品」専用)が作成されます。WooCommerceの「商品」には標準で商品カテゴリー・商品タグ・属性というタクソノミー(商品を分類する為の付随情報)が用意されていますが、それらとは別の形でブランドを扱うことができます。ブランドを商品カテゴリーや属性とは別で管理したい場合にとても便利です。

とは言ったものの、この説明だけではタクソノミーの使い分けがイメージしにくいかもしれませんので、靴ショップを例に簡単に説明します

「商品」に関するタクソノミーの使い分けの例:靴ショップ

  • 商品カテゴリー:スニーカー、スポーツシューズ、ビジネスシューズ、サンダル、etc…
  • 属性:サイズ、カラー、etc… (※商品タイプ「バリエーションの有る商品」のバリエーション生成にも使います)
  • 商品タグ:メンズ、レディーズ、男女兼用、etc…
  • ブランド:ナイキ、アディダス、アシックス、ティンバーランド、etc…

商品カテゴリーは一般的な商品種類の分類、属性は商品を完全に一つに絞込むのに必要な分類(サイズ・カラー等)、商品タグは商品カテゴリー・属性とは異なる切り口での分類、ブランドはブランド名やメーカー名による分類、という使い方が基本になります。

このプラグインによって作成されるブランドというタクソノミーは商品カテゴリー・属性とは依存関係(階層的上下関係)が無いことがポイントです。お客様がショップで商品を探す際に、ブランドに拘らずにスニーカーを探す場合は商品カテゴリー:スニーカーのページ、靴の種類に拘らないでナイキの靴を探す場合はブランド:ナイキのページ、ナイキのスニーカーを探している場合は商品カテゴリー:スニーカー且つブランド:ナイキで絞り込み検索、という形でお客様の探しものに対して適切な結果を表示することができます。

ウィジェットやショートコードが用意されている

商品一覧ページの絞り込み検索用ウィジェット

専用ウィジェットが用意されており、商品一覧ページでブランドで絞り込み検索ができます。

ブランドで商品をリスト表示できるショートコード

ショートコードも用意されており、指定したブランドの商品だけをリスト表示することができます。

Visual Composer用のエレメント

(この記事の下の方で紹介する)Visual Composer(ドラッグ&ドロップでページを作成できるプラグイン)に対応しており、商品のリスト表示やカルーセル表示が簡単にできます。

 

「Perfect WooCommerce Brands」は無料でありながら非常に完成度の高いプラグインです。ブランド商品を扱うショップなら是非、導入を検討してみてください。

 

 

アクセス解析関連プラグイン

Google Tag Manager for WordPress

Google Tag Manager for WordPress

https://ja.wordpress.org/plugins/duracelltomi-google-tag-manager/

Google Tag Managerで設定したタグをWordPressサイトに適切に埋め込んでくれるプラグインです。また、標準でWooCommerceに対応しており、Google Analyticsのeコマーストラッキングを可能にしてくれます。

Google Analyticsのeコマーストラッキングの重要性

通常のWEBサイトのアクセス解析だけでなく、eコマース用のアクセス解析の設定もこのプラグインで簡単にできてしまうのでおすすめです。eコマース用のアクセス解析とは、注文データ(購入商品、商品数、価格)や、商品をカートに入れた人の割合などのデータを取得・分析することです。

通常のWEBサイトのアクセス解析のデータに加え、Eコマース用のアクセス解析のデータが統合されることで、

  • チャネル(流入経路:自然検索、SNS、広告など)別の売上や客単価、CVRを見る
  • 「トップページ→商品ページ→カートページ→支払いページ→注文完了」の過程の変化率(または離脱率)を見る
  • etc…

という分析が可能になります。これによりどの流入経路・サイト内のどのページがボトルネックになっているかを知ることができます。ボトルネックの場所が分かれば、「その原因を追求→改善の為の施策→施策の効果検証(アクセス解析)」という流れに繋げることができるようになります。所謂PDCAサイクル(Plan-Do-Check-Action)です。ネットショップは常にこのPDCAサイクルで改善していくものなので、アクセス解析(eコマース用含む)は必須です。

各種広告のコンバージョントラッキング用のタグ

ネットショップでは集客のために広告(Adwords、Yahooスポンサードサーチ、Facebookなど)を利用しますが、広告はコンバージョントラッキングしないとパフォーマンスの測定ができません。どの広告文やどのキーワードから流入してきた人が購入に至ったのか把握する為にコンバージョントラッキングが必要です。

Google Tag Managerで各広告媒体のコンバージョントラッキング用のタグ(トリガー含む)を適切に設定することで、このプラグインが適切なトラッキングコードをショップ内に埋め込み、コンバージョントラッキングできるようになります。

各種広告のリマーケティング用のタグ

Adwords、Yahooスポンサードサーチ、FacebookなどのWEB広告にはリマーケティング広告というものが用意されています。簡単に言うと、「ショップに訪問したけど購入に至らなかった人」「カートに商品を入れたけど購入に至らなかった」といった人をリスト化して、そのリストに対して広告を配信することができます。これらのリストに含まれる人は、ショップで扱っている商品に興味を持っている可能性が高いので、広告の反応率が高くなることが期待できます。

リマーケティングのリストを蓄積するには、コンバージョントラッキングと同様に各広告媒体のリマーケティングタグをショップに埋め込む必要があります。これもGoogle Tag Managerで適切に設定することで、このプラグインがショップ内にコードを埋め込み、リストの蓄積が可能になります。

Google Tag Managerではアクセス解析や広告関連のタグだけでなく、他のサービス用のタグや、ショップ内のイベントトラッキング(例:特定のボタンのクリック数の取得)の設定もできます。ショップに埋め込む為の様々なタグを一括で管理できるとても便利なツールです。このプラグインはGoogle Tag Managerで設定した様々なタグを適切に埋め込んでくれるので、わざわざWordPressのテーマファイルを自分で編集してタグやコードを埋め込む必要が無く、スマートに管理することができます。

Google Analytics用、Adwords用など、個別サービス専用のプラグインもありますが、このプラグインなら一つで済みます。また、ショップの運営を続けていく中で広告媒体を増やす際に、その都度プラグイン足していくのも手間です。将来の拡張性と管理効率を考えるとGoogle Tag Managerとこのプラグインで管理するのが良策だと思います。

 

 

SEO関連プラグイン

Yoast SEO

Yoast SEO

https://ja.wordpress.org/plugins/wordpress-seo/

WordPressのSEO対策プラグインとしてかなりメジャーなプラグインで、標準でWooCommerceにも対応しています。私がWooCommerceショップを構築する際には必ず利用します。

投稿タイプやタクソノミーごとのSEO設定を制御できる

WooCommerceショップで使用する上でこのプラグインが優秀な点は、WooCommerceの商品ページ(カスタム投稿タイプ:product)やそのアーカイブ、関連するカスタムタクソノミー(商品カテゴリー、商品タグ、属性)について、タイトルやディスクリプションのテンプレート設定ができる点です。また、それぞれのアーカイブのインデックス設定の制御ができるので、不要なものはインデックス対象外とすることで検索エンジン(Google)から低評価を受けにくくなります。

商品ページの重複コンテンツ対策

ネットショップではサイズやカラーが違うだけでほぼ同じ説明文を使い回した商品ページを複数作ることは多々あります。しかしながらこれらの商品ページを何の設定も無しに公開してしまうとGoogleから重複コンテンツと見なされてしまう可能性があります。その場合、それぞれのページやサイト自体が低評価を受けて検索結果の順位が下がってしまいます。

このような事態を避ける為に類似するページにはcanonicalを設定し、Googleに対して類似コンテンツであることと優先表示対象URLを明示して低評価を受けないようにします。このプラグインにはページ毎にcanonicalを設定できる機能があるので、それを利用して重複コンテンツ対策を実施します。

ABテストでも使用

話は大きく変わりますが、ネットショップではABテスト(一部だけがを異なるページを2つのページを用意し、パフォーマンスの優劣を検証するテスト。例:ボタンの色を赤/青にして、どちらがパフォーマンスが良いか比較する)をよく行います。ABテストをする際にはBページを検索エンジンのインデックス対象外にしますが、それもこのプラグインの機能を利用して行うことができます。

 

このプラグイン1つでショップの固定ページ・投稿・商品ページ・各種アーカイブページ、更にはABテスト対応と、サイト全体のSEO設定ができるのでおすすめです。

 

 

Google XML Sitemaps

 Google XML Sitemaps

https://ja.wordpress.org/plugins/google-sitemap-generator/

Google Search Consoleに登録する為のxml形式のサイトマップを作成できるプラグインです。

SEOとは厳密には違うかもしれませんが、ショップ(サイト)をGoogleに正確に伝えるという意味でSEO関連に分類しています。

サイトマップをGoogle Search Consoleに登録することで、商品ページ、商品カテゴリーアーカイブなどショップとして重要なページを確実にGoogleのbotにクロールしてもらい、インデックスされるようにしましょう。

「Yoast SEO」と併用には注意

前述の「Yoast SEO」にもxmlサイトマップを作成する機能がありますが、あまり細かい設定ができないのでこちらのプラグインを使用することが多いです。「Yoast SEO」と併用(「Yoast SEO」はSEO関連の機能のみで使用)する場合は「Yoast SEO」のサイトマップ機能をDisabledにする必要があります。

 

 

ページ作成関連プラグイン

Duplicate Page

Duplicate Page

https://ja.wordpress.org/plugins/duplicate-page/

ページを複製できるプラグインです。固定ページだけでなく、投稿、商品などあらゆる投稿タイプの記事を複製することができます。

単に記事タイトル・記事内容だけでなく、アイキャッチ画像・カテゴリー・カスタムフィールド(様々なプラグインによって追加されるものも含む。例:「Yoast SEO」のページ毎のメタ説明文の項目の設定内容もそのままコピーされます。)等のページ毎に保存されている全ての情報が複製されます。商品ページの場合は価格やセール期間などの項目もそのままコピーされます。

※「スラッグ」や商品の「SKU」等のページ毎にユニークである必要のある項目(重複することが許されない項目)は末尾に”-2″と追記された状態でコピーされます。

主な用途

LPのABテスト用ページ作成

私が運営に携わるサイトではLPを固定ページで作り込んでいることが多く、そのページを複製して部分的な変更を加えて比較検証用ページ(Bページ)を作成します。これは本当によく使います。

商品登録

似たような商品を複数登録する場合に便利です。一つ登録して、複製して少し修正するだけで済むので、商品登録作業を効率的に行うことができます。

クーポンの作成

クーポンも複製することができます。似たようなクーポンを作るときに少しだけ楽です。

 

 

WPBakery Visual Composer(有料)

WPBakery Visual Composer

https://vc.wpbakery.com/

所謂ページビルダー系プラグインです。HTML・CSSを書かなくても(書けなくても)ドラッグ&ドロップ操作でページのレイアウト・デザインが簡単にできます。

ショップの表示更新の効率化と属人化解消

ショップを運営しているとバナー画像を頻繁に差し替えたり、様々な表示を変更することが多々あります。HTML・CSSを毎回修正するのはとても手間が掛かりますし、そのようなスキルを持ったスタッフしか作業できないのは組織としてリスクが大きいです。(そのスタッフが居ない時に表示変更できなくなる為。)このような問題を回避するためにもページビルダー系プラグインを利用することをおすすめします。

「フォトショ・イラレは使えるけどHTML・CSSはちょっと、、、」というデザイナーのスタッフでもページの作成・修正ができるようになるので、バナー画像の作成からショップへ反映するまでを一度の指示で行うことができます。ショップ運営を効率化する上で非常に有効なツールと言えます。

最近はプラグインの機能もかなり進化しており、ある程度のデザイン性も必要となるショップのトップページやLP(ランディングページ:広告などのリンク先となるプロモーション・売り込み色の強いページ)を素早く作成することもできます。

似たようなプラグインは他にも

このプラグイン(WPBakery Visual Composer)は海外の有料テーマにバンドルされていることが多いので、よく使います。似たようなプラグインが他にもある中でこのプラグインを挙げている理由はそれだけです。

これ以外にも優秀なページビルダー系のプラグインは有料・無料含めてたくさんあるので、好みのものや使い慣れているものを使用すると良いと思います。無料のものなら、次に紹介する「Page Builder by SiteOrigin」がおすすめです。

 

 

Page Builder by SiteOrigin

Page Builder by SiteOrigin

https://ja.wordpress.org/plugins/siteorigin-panels/

無料のページビルダー系プラグインとしてはかなりメジャーなのがこの「Page Builder by SiteOrigin」です。

機能的には先に紹介した「WPBakery Visual Composer」とあまり変わりません。操作方法や編集画面のデザインの癖がやや異なるくらいです。無料とは思えないほど完成度が高いプラグインで、WooCommerceショップに限らず、多くのWordPressサイトで使用されています。

また、このプラグインには専用の追加プラグインが複数あり、ページビルダーとしてのデザイン力を更に高めることもできます。

 

Page Builder by SiteOriginを利用したページの作り方はこちらの記事で解説しています → 『【WooCommerce設定ガイド】 ショップのトップページをデザインしよう[簡易版]』

 

 

翻訳関連プラグイン

My WP Translate

My WP Translate

https://ja.wordpress.org/plugins/my-wp-translate/

テーマやプラグインを管理画面で一単語ずつ翻訳できるプラグインです。

お客様を不安にさせないように、重要な部分は日本語表記にしよう

WooCommerceサイトを構築する場合、WooCommerce対応のテーマやプラグインを使うことになりますが、現状では日本語対応済みのものはほとんどありません。したがって、英語のものを使うことになりますが、ショップの重要な部分が英語表記になっていると、お客様には分かりにくかったり、不安を抱かせることになり兼ねません。それを避ける為に最低限お客様に見える部分については日本語に翻訳する必要があります。

このプラグインは管理画面で翻訳したいテーマ/プラグインを選択すると、翻訳対象となる単語・文の一覧が表示されます。キーワードを入れて検索することで翻訳対象を絞り込むこともできます。ショップのフロントエンドの表示確認をして英語表記になっている部分を見つけたら、その単語・文のテキストをコピーして、このプラグインの管理画面の検索窓貼り付ければすぐに翻訳対象が見つかりますので、そこに対訳となる日本語を入れればフロントエンドの表記が日本語のものに変換されます。

わざわざ.poファイルをローカルで編集してサーバーにアップロードすることなく簡単に翻訳できてしまいます。日本語未対応のテーマを翻訳する場合は、翻訳箇所が多岐に渡るので.poファイルで一括で翻訳作業を進めたほうが良い場合もありますが、ちょっとしたWooCommerce用プラグインなら翻訳箇所は数箇所程度なので、このプラグインで翻訳するほうが楽にできます。

現状は日本語対応済みのプラグインはほとんどありませんが、WooCommerce用プラグインには便利なものがたくさんありますので、英語が表示されてしまうからと使うのを躊躇するのではなく、このプラグインを利用して翻訳して積極的に活用することを検討しましょう。

 

 

メール関連プラグイン

WP-Mail-SMTP

WP-Mail-SMTP

https://ja.wordpress.org/plugins/wp-mail-smtp/

WordPressから送信されるメールを指定したSMTPサーバーから送信されるようにするプラグインです。WordPressから送信されるメールがスパム判定されにくくするために使用します。注文完了メールがスパム判定されたら最悪ですからね。ショップからのメールが迷惑メールフィルターで届かなかったり、迷惑メールフォルダに入って気付いてもらえない場合、クレームになる可能性が非常に高くなります。

WordPressでネットショップやコーポレートサイト・ビジネスサイトを構築する場合は必須でしょう。

 

 

WooChimp(有料)

WooChimp

https://codecanyon.net/item/woochimp-woocommerce-mailchimp-integration/6044286

メールマガジン(ニュースレター)配信サービスで世界的に有名なサービスであるMailChimpとWooCommerceを連携させるプラグインです。簡単に言うと、WooCommerceショップで購入または会員登録したお客様のデータをMailChimpのリストに自動登録するプラグインです。買った商品や商品カテゴリーによって登録先のリストを分けることもできます。つまりお客様を関心のある分野ごとにリスト分けて適切なリストに適切な内容のメール配信をすることでより効果を高めるような使い方もできます。

顧客リストの活用は独自ショップの大きなメリット

Amazonのようなマーケットプレイスとは違い、WooCommerceショップのような独自ショップは顧客リストを蓄積することができます。顧客とは当然そのショップで商品を購入したお客様のことで、そのショップに対してポジティブな印象持っている可能性が高いです。セール情報や新商品情報を配信することで再度購入してもらいやすいと言えます。また、メール配信のコストは配信数や配信サービスのプランにもよりますが、広告で集客するのに比べてかなり低コストです。

一度でも購入していただいたお客様を、商品を届けて終わりにするのではなく、メール配信して再度購入につなげることでとても効率的に売上・利益を積み増すことができます。そして顧客リストは増えれば増えるほど1件あたりのコストは下がっていき、メール配信1回あたりの効果(反応数)は高くなっていきます。顧客リストは独自ショップの立派な資産の一つなので、うまく活用していきましょう。

※MailChimpは無料プランもありますので、まだ使ったことのない方は気軽に試してみると良いと思います。

https://mailchimp.com/

 

 

まとめ:プラグインを導入したらパフォーマンス検証もしっかり行うこと

この記事では、WooCommerceショップを構築・運営する中で実際に使用した上で本当に優秀・有益だと思ったプラグインを紹介しました。プラグインによってはかなり長々と書いてしまいましたが、それだけ高く評価しているということです。

WooCommerceには便利なプラグインがたくさんあります。私自身知らないプラグインがまだまだありますが、これからも積極的に取り入れて検証してショップの成長に繋げていきたいと考えています。この記事を読んだ方も是非プラグインの活用を検討してみてください。

施策の効果を検証して良い施策は積み上げていこう

大事なことは、プラグイン導入(特に決済関連プラグイン)などの施策を実施した際に数字(売上などの経営指標とアクセス解析の両方)がどのように変化したかをしっかり把握することです。同じプラグインでもショップによっては効果が高かったり低かったりするので、しっかりとパフォーマンスの検証を行いましょう。そして、効果の高いものは残し、低いものはやめて、次の施策の検討に移りましょう。

施策検討→プラグイン導入→パフォーマンス検証→更なる改善(プラグインの使い方や設定の調整も含む)という一連の流れがWooCommerceショップにおける一種のPDCAサイクルです。これを続けることでショップのパフォーマンスをどんどん高めていくことができます。プラグイン導入に限りませんが、施策の実施と検証をセットで行うことはネットショップの運営において最も大事なことなので、意識して取り組みましょう。

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